女声活躍推進法の成立に関するコラム

びーさすちゃん3

2015年08月30日 11:18

同法の成立を受け、一児の母の視点を交えて考察する記事です。記事には法律の内容が書いておらず不親切だと思いつつ、ネットで確認すると、企業に対し女性採用比率 勤続年数男女差、労働時間の状況、女性管理職比率、などの調査及び状況改善を求める法律のようです。


教授は同法の内容では女性の活躍を推進できないと考え、働く女性が直面する現実的な問題(非正規雇用の拡大による結婚の困難化、妊娠・出産・育児との両立、不妊治療へのアクセスしにくさ、等)を訴えています。すでに語りつくされている感のある内容ですが、問題点が一通り網羅されているので、問題点が頭の中で整理されました。欲をいえば、実際に行われている取り組みや研究についても紹介してほしかったです。


野生動物が問題なく生息できているかの指標は、「長期的に個体数が保たれているか?」です。個体数が減少傾向にあれば保護に乗り出さなければ絶滅が懸念されます。この指標で人口の減っている日本を見ると、社会が相当危うい状況にあると言えます。記事は最後に「何を変えればいいのでしょうか」と結ばれていますが、文中にあるように「社会においては、仕事・男性が育児・女性よりも優先されるべき」という潜在意識の改革が不可欠だと感じました。


個人的には男性の意識を変えるために、1歳未満の子供がいる男性従業員を必ず5時に帰宅させる位の大胆な施策が必要だと思います。正規、非正規にかかわらず若い人が安心して育児できるだけの収入を得られる環境が欠かせないのは、いうまでもありません。

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